Old Japan
アンティーク
里帰り
蓋付きシュガーポット(両耳壺)
19世紀末、
パリ万博をきっかけに花開いたジャポニズム。
その熱気の中で、日本からフランスへ渡った
京都系オールドジャパンの蓋付き壺のご紹介です*.゜
フランスで静かに時を重ねてきた、由緒ある一品。
裏印や絵付けの様式から、
制作年代は明治後期〜大正初期(1890〜1910年頃)
とわかります。
京都の絵付師による、
余白を活かした柔らかな花鳥文様は
日本的でありながら、
明らかにヨーロッパの審美眼を意識しています。
薄手に焼かれた磁肌は驚くほど軽やかで
金彩を含む上絵は、
にじむような陰影と静かな奥行きを湛えています。
両耳の曲線、
ふっくらとした胴、貝殻のような摘み——
すべてが「用の器」を超えた造形美です。
この壺は、単なるシュガーポットではありません。
午後の光の中、テーブルに置かれた瞬間、
そこに異国で愛された日本の美の物語が立ち上がります。
角砂糖を入れても、ドライフラワーを添えても、
あるいは何も入れず、ただ眺めるだけでも。
100年以上前、
パリの人々を魅了したそのまなざしを、
ぜひお楽しみください*:✼.
⚪︎大きさ
口径:約6.8cm
高さ:約14.8cm(蓋付き)
⚪︎金彩に少し剥げが見られますが
スレやカケ、ヒビなどもなく
100年を超えるアンティークとしても
とても良いコンディションです*.゜
◉同じデザインのボウル
似たデザインのプレートございます。
同じ京都系の意匠ながら、
裏印に違いが見られます。
これは当時の分業制によるもので、
形状や制作ラインの違いから生じたものです。
日本の磁器が海を渡るために
多くの手を経て生まれた証であり、
時代の息遣いを感じさせてくれます⁂
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